懐古ではなく、再会。今、マイケル・ジャクソンが必要だった 1

思考編

夜中に、今頃になって
Michael Jackson の曲を聴いている。

若い頃も、
もちろん彼の存在は知っていた。

でも当時の私は、
“世界的スター”として見ていただけだった。

テレビが映す姿。
スキャンダル。
派手な衣装。
熱狂。

「すごい人なんだろうな」
とは思っていた。

だけど、
今思うと、
私はまだ彼の本質までは辿り着いていなかった。

先日、
急に彼の歌詞を読みたくなった。

Heal the World の歌詞を書き写して、
壁に貼っている。

若い頃は、
「優しい歌」
くらいで通り過ぎていたのに、
今読むと全然違う。

そこには、

孤独。
痛み。
祈り。
優しさ。
それでも人を信じたい気持ち。

そういうものが静かに流れていた。

そして、
改めてMVを見ると、
今度は“衣装”に目が止まる。

白ソックス。
短いジャケット丈。
細いパンツ。

あれはオシャレではなく、
“動きを見せるための設計”
だったのかもしれない。

視線誘導。
光。
可動域。
シルエット。

全部に意味がある。

なぜ彼は、
「見せ方で魅せ方が変わる」
ことを知っていたのだろう。

でも今の私は、
その問いに少し反応できる。

服を作り、
身体を見て、
人に伝わる形を考えるようになったから。

若い頃には見えなかったものが、
今は見えてしまう。

だからこれは、
懐かしさではない。

懐古ではなく、再会だった。

死後17年も経ってから、
私は今頃になって、
彼に近づいている気がする。

あんなに巨大なスターなのに、
映像の中で時々見せる、
照れたような笑顔。

シャイで、
チャーミングで、
少し不器用で、
驚くほど優しい空気。

今の私は、
そこに惹かれている。

そして思う。

彼は、
ただ歌って踊っていたのではなく、
人生全部を使って、
“表現”していた人だったのかもしれない。

光も、
孤独も、
優しさも、
全部作品の中に入っている。

だから今でも、
何十億回も再生され、
時代を超えて、
誰かと再会し続けているのだろう。

(ご存じでしたか?公式サイトのMVの再生回数21億回の作品があるのです。)

ありがとう、
マイケル。

あなたの人生に、
感謝しています。

そして私は、
学びの途中にいる誰かが、
人生を通ったあとで、
ふと思い出して、
また会いたくなるような仕事をしていきたい。

今すぐ全部伝わらなくてもいい。

いつか誰かが、

「あの時の言葉、今わかった」

と再会できるように。

Thank you Michael!
I Love you.

マイケル・ジャクソンの衣装は“動き”を設計していた|懐古ではなく、再会の考察 2
Michael Jackson のMVを改めて見返し、衣装と動きの関係を考察。白ソックス、短丈ジャケット、細身パンツ、強い肩線、「静止と動」の設計から見えてきた“magic”について。

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