イベント出店でPayPayを導入するとき、「店舗住所」はどこにすればいいのでしょう。
私はイベント会場住所を登録したところ、PayPayのQRコードキットまで会場へ発送され、受け取れず返送されました。PayPay加盟店サポートへ直接確認して分かった、イベント出店時の店舗追加・住所・配送についてまとめます。
イベントやマルシェ、フリーマーケットでPayPayを使いたい。
現金だけでなくPayPayでも支払えるようになれば、お客様にとっても便利です。
私もイベント出店をきっかけに、PayPayを導入することにしました。
ところが実際に申し込んでみると、思わぬところで止まりました。
「店舗住所って、どこを登録すればいいの?」
自分の事業所なのか。
それとも、実際にPayPayを使うイベント会場なのか。
私は事前にPayPayへ問い合わせたうえでイベント会場の住所を登録しました。
そして審査も通過。
ここまでは順調でした。
ところが――
PayPayのQRコードキットが、イベント会場へ直接届きました。
イベント当日ではありません。
もちろん私はそこにはいません。
会場側では私宛ての郵便物を受け取ることができず、「該当なし」となり、返送のためポストへ投函されました。
「えっ。QRコード、どこ行った?」
ここから、PayPay加盟店サポートへの再問い合わせが始まりました。
先に整理|PayPayの「加盟店」「店舗」「ストア」って何?
PayPayの手続きをしていると、「加盟店」「店舗」「ストア」「本店」など、似たような言葉が出てきます。
私も途中で「これは何を指しているの?」と混乱したので、この記事で使う言葉を簡単に整理しておきます。
用語
この記事での意味
加盟店
PayPayと契約している事業者。今回の場合は「うぎ乃工房」
店舗
PayPay決済を利用する場所として登録する単位。イベント会場も「店舗」として追加申請する
店舗追加
すでにPayPay加盟店になっている事業者が、新しくPayPayを使う場所を追加する手続き
ストア
PayPay for Businessの管理画面などで使われる「店舗」に近い呼び方
実店舗(本店)住所
PayPay加盟店サポートからの回答で使われていた表現。普段の事業拠点となる店舗住所
イベント会場住所
マルシェやイベントなど、実際に出店する会場の住所
つまり今回私が行ったのは、イベントごとにPayPayへ新しく加盟店登録をしたわけではありません。
すでにPayPay加盟店になっている「うぎ乃工房」に、イベントでPayPayを利用するための**「店舗」を追加申請した**、ということです。
イメージすると、
PayPay加盟店:うぎ乃工房
└ 店舗:通常利用する場所
└ 店舗:イベント会場
という関係です。
なお、PayPay for Businessでは「ストア」という表記も使われますが、この記事では、PayPay加盟店サポートからの回答に合わせて基本的に**「店舗」**と表記します。
■ なぜイベント会場を店舗住所にしたのか
今回、適当にイベント会場の住所を登録したわけではありません。
イベントでPayPayを利用したかったため、申請前にPayPayへ問い合わせをしていました。
その際、イベントで使用する場合には、使用する場所を店舗として登録する旨の案内を受けました。
そこで、実際に出店するイベント会場を店舗として追加申請しました。
審査も無事通過。
ところが、ここで私が理解していなかったことがありました。
登録した「店舗住所」は、PayPayコードキットの配送先にもなる。
つまり、
イベント会場を店舗住所として登録
↓
審査通過
↓
QRコードキット発送
↓
イベント会場へ届く
という仕組みだったのです。
■ イベント会場では荷物を受け取れなかった
イベント会場は、私の常設店舗ではありません。
イベント当日に会場の一部をお借りして出店するだけです。
当然ながら、イベント開催前に届いた私宛ての荷物を、会場がいつでも預かってくれるとは限りません。
今回も受取人に該当する者がいないため、QRコードキットは返送扱いとなりました。
ここで疑問が生まれます。
イベントで使うからイベント会場を登録したのに、そこへQRコードキットが届く。
では、イベント出店者はどうすればいいのでしょう。
■ PayPayに確認して分かったこと
この件についてPayPay加盟店サポートへ問い合わせました。
回答を整理すると、次のようになります。
1.異なるイベントでは、その都度「店舗追加」が必要
異なるイベントごとにPayPay QRコード決済を導入する場合は、原則としてその都度、店舗追加の申請が必要とのことでした。
一方、継続的に発生するイベントについては、すでに追加した店舗で発行されたQRコードを利用できるとの回答でした。
※「継続的に発生するイベント」が具体的にどの範囲を指すのかについては、個別の出店形態によって確認した方がよさそうです。
2.イベントの店舗住所は「本店住所」でも「イベント会場住所」でもよい
ここが、今回とても重要だったところです。
イベントの店舗追加申請をするときの住所は、加盟店側の判断で、
- 実店舗(本店)住所
- イベント会場住所
のいずれかを登録できるとのことでした。
私は当初、「実際にPayPayを使用する場所=イベント会場」と理解して会場住所を登録しました。
しかし、イベント出店用の店舗追加であっても、本店住所を登録する選択肢があったのです。
■ ただし、登録住所=QRコードキットの初回配送先
ここは要注意です。
PayPayから改めて確認したところ、
PayPayコードキットの初回配送先は、登録した店舗住所
とのことでした。
つまり、
イベント会場住所を登録した場合
イベント会場住所を登録
↓
QRコードキットもイベント会場へ発送
となります。
「キットだけ本店へ送ってください」という指定はできないとの回答でした。
本店住所を登録した場合
店舗追加の際に実店舗(本店)住所を登録
↓
QRコードキットも本店へ発送
↓
自分で受け取る
という流れになります。
PayPayからも、今後イベント利用として店舗追加をする際には、加盟店側の判断ではあるものの、実店舗住所で登録することでコードキットの受け取りがスムーズになるとの案内がありました。
■ 会場で受け取れず返送されたら?
今回のように、イベント会場へ送られたQRコードキットが受け取れず返送になった場合についても確認しました。
PayPayへ連絡し、登録されている個人事業主住所が確認できれば、そちらへの再送を手配してもらえる場合があります。
今回については、PayPay側で私の登録住所を確認したうえで、個人事業主住所への再送を担当部署へ連携していただきました。
ただし注意点があります。
イベント会場住所として登録したコードキットについて、
「再送先を本店住所に変更する」
という扱いにはできないとのこと。
本店住所と個人事業主住所が同一の場合は、個人事業主住所として再送を受ける、という扱いになります。
■ 「近くのおトク」の地図表示にも注意
もう一つ、住所を決める際に知っておきたいことがあります。
店舗追加時に登録した住所は、PayPayユーザー向けの地図表示「近くのおトク」に表示されます。
つまりイベント用店舗だからといって本店住所を登録すると、その住所が地図上に表示される可能性があります。
ただしPayPayからの回答では、店舗追加の審査可決後、加盟店サポート窓口へ依頼することで地図表示を非表示にする手続きが可能とのことでした。
自宅兼事業所など、一般のお客様に所在地を表示したくない場合には特に確認しておきたいところです。
■ 次回から私はどうする?
今回の経験を踏まえ、異なるイベントへ出店するときは、まず次のように考えることにしました。
① そのイベントについて店舗追加が必要か確認する
↓
② 店舗追加が必要なら、イベント会場で荷物を受け取れるか考える
↓
③ 受け取りができない会場なら、店舗住所として本店住所を登録することを検討する
↓
④ QRコードキットを本店で受け取る
↓
⑤ 本店住所をPayPayの地図に表示したくない場合は、審査後に非表示手続きを依頼する
イベント会場住所を登録すること自体が間違いなのではありません。
重要なのは、
「イベント会場住所を登録すると、QRコードキットもそこへ送られる」
ということを、申請前に知っておくことでした。
■ フリマやイベントでPayPayを使いたい人へ
今回、自分で申し込み、問い合わせ、実際にQRコードキットが発送されて初めて分かったことがいくつもありました。
イベント会場でPayPayを使いたい。
だからイベント会場を店舗住所として登録する。
ここまでは、とても自然な判断だと思います。
でも、その先に、
「その住所へQRコードキットも発送されます」
という仕組みがあります。
常設店舗なら何も問題にならないでしょう。
ところが、一日だけ借りるイベント会場やフリーマーケット会場では事情が違います。
イベント開催前に荷物が届いても、自分はいません。
施設によっては預かってもらえません。
今回の私のように、
会場へ発送 → 該当者なし → 返送 → PayPayへ問い合わせ → 再送
となる可能性があります。
イベント出店でPayPayを導入しようとして、
「店舗住所ってどこ?」
「会場を書けばいいの?」
「QRコードはどこに届くの?」
ここで止まってしまった人へ。
申し込む前に、店舗住所とQRコードキットの配送先をセットで考えておく。
これだけでも、かなりスムーズになると思います。
■ 今回分かったこと・保存版
最後に、自分自身の備忘録も兼ねてまとめておきます。
- 異なるイベントでPayPayを導入する場合、原則その都度「店舗追加」が必要
- 継続的に発生するイベントでは、追加済み店舗のQRコードを利用できる場合がある
- イベント用の店舗追加でも「実店舗(本店)住所」または「イベント会場住所」を選択できる
- QRコードキットの初回配送先は「登録した店舗住所」
- イベント会場住所を登録すれば、キットもイベント会場へ発送される
- 初回発送時に「イベント会場登録だけれど、キットだけ本店へ」という指定はできない
- 会場で受け取れず返送された場合はPayPayへ相談する
- 条件が合えば、登録済みの個人事業主住所へ再送してもらえる
- 登録した店舗住所は「近くのおトク」に表示される
- 審査後、PayPayへ依頼して地図表示を非表示にする手続きも可能
■ おわりに
PayPayをイベントで使えないわけではありません。
ただ、常設店舗とは少し違う考え方が必要でした。
今回私は事前に問い合わせをしてから申し込みましたが、それでも実際に運用して初めて気づいた点がありました。
だからこそ、この記事を残しておきます。
これからイベントやマルシェ、フリーマーケットでPayPayを導入する方が、私と同じところで止まらずに済めば何よりです。
そして私自身も、次のイベント申請で迷ったらこの記事に戻ってきます。
やってみたから、分かった。
詰まったから、確認した。
確認したから、次は迷わない。
これもまた、やり直し上等です。
PayPayをこれから導入する方へ
ここまで読んで、
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私自身、実際に申し込んでみたからこそ分かったこと、途中で迷ったことがいくつもありました。
この記事が、これからイベントやマルシェ、フリーマーケットでPayPayを導入する方の「ここ、どうするの?」をひとつでも減らせたらうれしいです。
※PayPayの申込み方法、紹介キャンペーン、適用条件等は変更される場合があります。申込みの際はPayPay公式サイトで最新情報をご確認ください。
【情報について】
この記事は、2026年8月に実際にPayPay加盟店として店舗追加を行い、PayPay加盟店サポートへ個別に問い合わせた際の回答と実体験をもとにまとめています。
申請条件・サービス内容・運用方法等は変更される可能性があります。実際に申し込む際は、PayPay公式の最新情報をご確認ください。

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