事件編18|完成したのに着たくない事件(全アイテム)

事件編

「完成したのに、着たくないんです」

研究生は、袋からそっと服を出した。
縫い目はキレイ。
形も崩れていない。

でも、着る気がしない。

「失敗ですかね…」
「もう作りたくないかも」

——それ、失敗じゃない。

完成”と“着たい”は別の事件。


縫えたのに着たくない理由は、だいたい3つ

研究室では、ここを疑う。

  1. 似合ってない気がする
  2. 動きにくい(どこかが気になる)
  3. 気分が上がらない(自分の服じゃない)

つまり、技術より先に
基準が決まっていない。


上手に作る”だけだと、服は残る

研究生は真面目だ。
だから上手に作れる。

でも上手に作るほど、こうなる。

「なのに、着ない。」

ここで自己嫌悪が始まる。

でもね。
それは才能がないんじゃない。
判断の順番がないだけ。


着たくなる服の条件は「たった1つ」

それは——
落ち着くこと。

落ち着く服は、
体が先に許可を出す。

  • どこも気にならない
  • 触りたくならない
  • 直したくならない

落ち着かない服は、
ずっと気になる。


直す順番(やり直し上等研究室)

  1. 「落ち着かない場所」を1つだけ特定
  2. 直す場所を決める(全部やらない)
  3. 直したら“着る”を1回だけ実行
  4. 次の判断は、その後

まひろの判断(※ここだけ)

「完成はゴールじゃなく、“着たくなる”が完成です。」

研究生の目が、少し潤んだ。
救われたのは、服じゃない。
自分だった。


翻訳の一行(見学者にも刺さる)

「あなたが着たくないのは、あなたが悪いからじゃなく“次の基準が育っている”から。」


名言(余韻)

「シンプルさは究極の洗練である。」
— レオナルド・ダ・ヴィンチ


問い(次回へ)

ところであなたは、
完成したのに着ない服”を、クローゼットに眠らせたままになっていませんか?

次回は

事件編19|“好き”なのに着ない事件(好きと着れるは別)
好きなのに着ないのは失敗ではありません。体・心・場面のズレを整えれば、好きな服は着れる服に変わります。

→ 思考編08|“合わない服”は、あなたの敵じゃない

→ 思考編12|比べて落ち込む事件

やり直し上等 縫製研究室 

合言葉:大丈夫。今日も積み上げていきましょう。 

失敗も、遠回りも、ぜんぶこの経験値は強みに変わります。もう、変わり始めたことを感じたのではありませんか?

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